Google AdSenseの審査に落ちたあと、私は過去の記事を1本ずつ読み返しました。そこで見つけたのが、古いAIモデル名、固定の円換算、出典を確かめられない利用者数、「必ず見つかる」といった強い言い切りです。
正直なところ、最初はChatGPTに記事全文を渡して、きれいに書き直してもらえば早いと思っていました。でも、それでは古い情報まで自然な文章に包まれて残るかもしれません。
そこで今は、いきなり書き直さず、まず「どこが古いか」をChatGPTと一緒に探します。公式ページを自分で確認してから、確かめられた内容だけで文章を作り直します。
この順番にしてから、文章を整える作業と事実を確かめる作業を混同しにくくなりました。私が実際に使っている6つの手順を紹介します。
ChatGPTは「確認箇所を見つけて整理する役」、公式情報と実体験を確かめるのは人、と分けるのが基本です。
先に結論:リライトは6段階に分ける
- 更新する目的と対象記事を1本に絞る
- 元記事を保存し、古くなりやすい情報を抽出する
- 公式情報と自分の記録で事実を確認する
- ChatGPTへ確認済みの材料と禁止事項を渡す
- 自分が経験したことと、自分なりの解決策を戻す
- 新旧比較とWordPressプレビューを確認する
一度に複数の記事を直すと、どの出典がどの記事に対応するのか分かりにくくなります。最初は1記事に絞り、確認日と変更理由を残す方が、次回の更新にも使えます。
私がAI比較記事を開いて、最初に気づいたこと
最初に直したのは、ChatGPT・Claude・Geminiの比較記事です。
読み返してみると、サービスの紹介は多いのに、「ブログを書くときに私はどう使い分けるのか」がほとんどありませんでした。情報を集めることに夢中になり、使う人の目線が抜けていたのだと思います。
そこで部分的な言い換えではなく、古い情報を外し、比較の軸をブログ運営の作業へ変えました。
| 更新前に見つかった問題 | 実際に行った対応 | 判断理由 |
|---|---|---|
| 古いモデル名 | 公式ページで確認できるプラン・機能へ更新 | AIサービスの名称や提供内容は変わりやすい |
| 固定の円換算 | 削除 | 為替と請求条件で変わるため、固定値が誤解を招く |
| 出典のない利用者数 | 削除 | 確認できない数字を残さないため |
| 「必ず見つかる」「業界最高」 | 用途と条件が分かる表現へ変更 | 根拠のない断定を避けるため |
| 機能の一般的な比較 | ブログ運営での使い分けへ変更 | ナマズ髭ブログの読者課題に合わせるため |
料金や機能は各サービスの公式ページで確かめ、比較軸は「企画・構成」「文章の見直し」「画像・データ」「サイト運用」に変えました。読者が自分の作業に当てはめやすい形を優先しています。
このリライトで検索順位や収益が上がった、と言える段階ではありません。ただ、少なくとも「情報を並べただけの記事」から、「ブログ運営でどう使うかを考えられる記事」には近づけられました。
1. 更新する目的と対象記事を1本に絞る
最初に「なぜ直すのか」を一文にします。
目的の例は次のとおりです。
- 年号や料金が古い
- リンク切れがある
- 検索意図と本文がずれている
- 一般論が多く、自分の検証がない
- 強い断定に根拠がない
- 読者が次に何をすればよいか分からない
今回のAI比較記事では、「古い変動情報と確認困難な断定を除き、個人ブログでの使い分けが分かる記事へ直す」と決めました。
この一文があると、ChatGPTへ依頼するときも、文章を派手にするのではなく、目的に必要な修正へ範囲を絞れます。
Google Search Centralの人を第一に考えた有用なコンテンツの解説でも、独自の情報・調査・分析があるか、実際に製品やサービスを使った経験が伝わるか、といった自己点検項目が示されています。
検索順位のために文字数を増やすのではなく、読者が目的を達成するために不足している情報を補う、と考えるのが出発点です。
2. 元記事を保存し、古くなりやすい情報を抽出する
WordPress上で直接書き換える前に、元の記事を保存します。下書き、リビジョン、ローカル原稿など、変更前へ戻れる状態を確保します。
次に、本文から「変動情報」と「要確認の断定」を拾います。
変動しやすい情報
- 年号と「最新版」の表現
- 料金、無料枠、キャンペーン
- 製品名、モデル名、機能名
- 管理画面の操作手順
- 申込条件、利用条件、規約
- 外部リンクと配布ページ
根拠を確認したい表現
- 必ず、絶対、誰でも
- 最安、最高、業界一
- 多くの人が使っている
- 簡単、すぐ終わる
- これだけで順位や収益が上がる
ChatGPTには、ここで文章全体を書き直させず、確認候補の抽出だけを依頼します。
# 背景
以下は過去に公開したブログ記事です。古い情報を安全に更新したいです。
# 指示
本文を書き直さず、次の3分類で確認候補を表にしてください。
1. 年号・料金・製品名など変わりやすい情報
2. 出典が必要な数値や断定
3. 筆者の実体験かどうか確認が必要な表現
# 制約
- 新しい事実を推測で補わない
- 確認先が不明なものは「要確認」とする
- 元の表現と該当見出しを残す
この段階の出力は修正案ではなく、確認リストとして使います。
3. 公式情報と自分の記録で事実を確認する
確認候補が出たら、情報の種類ごとに確認先を分けます。
| 情報 | 優先する確認先 |
|---|---|
| 料金・プラン・機能 | サービス提供元の公式ページ |
| WordPressやテーマの操作 | WordPress・テーマ公式マニュアルと実画面 |
| 自分が行った作業 | 作業ログ、スクリーンショット、更新履歴 |
| 表示やリンク | 公開ページとPC・スマホの実表示 |
| 検索登録 | Search ConsoleのURL検査 |
二次情報が分かりやすくても、料金や仕様の最終確認は公式ページで行います。公式ページを確認した日も記録します。
一方、「使ってどう感じたか」「どこで困ったか」は、公式ページには載っていません。ここは自分の記憶、スクリーンショット、公開ページを見ながら書きます。思い出せないことはChatGPTに補わせず、記事から外すか、もう一度試してから追記します。
4. ChatGPTへ確認済みの材料と禁止事項を渡す
事実確認が終わってから、本文の修正を依頼します。
OpenAI公式のChatGPT Enterprise向けプロンプトガイドでは、背景、具体的な作業、成功条件、制約を明確にし、必要に応じて不確かな点を示すよう指示する考え方が紹介されています。
ブログ記事のリライトでは、次の形にすると確認しやすくなります。
# 背景
個人ブログ初心者向けの記事をリライトします。
目的は、古い情報を除き、読者が次の作業を実行できる内容にすることです。
# 確認済みの材料
- 公式情報: URLと確認日を列挙
- 自分の作業記録: 実施日、条件、確認結果を列挙
- 既存記事: 本文を貼り付け
# 指示
- 見出しごとに、残す・更新する・削除する内容を整理する
- 確認済みの材料だけで下書きを作る
- 事実と筆者の考察を分ける
- 読者がつまずきやすい箇所に具体的な確認方法を入れる
# 禁止事項
- 体験、感情、数値、成果を作らない
- 未確認の「最新」「最安」「必ず」を使わない
- 出典にない因果関係を断定しない
- 不足情報は「要確認」と残す
一度に完成原稿を求めるより、先に「残す・更新・削除」の判断表を作り、その後に見出し単位で直すと、元記事の意図を残しやすくなります。
5. 自分が経験したことを文章へ戻す
公式情報を正しくまとめただけでは、同じ公式ページを読んだ他の記事と似た内容になりやすくなります。
そこで、次の5つから記事に合うものを加えます。
- 実際に使った体験と失敗
- 自分で確認した数値や検証結果
- 自分で撮った画面や作った図表
- 事実から考えた自分の判断
- 読者のつまずきに対する自分なりの解決策
AI比較記事では、情報をたくさん載せるほど親切だと思い、確認しにくい数字まで残していました。その反省から、「古そうな箇所を探す時間」と「文章を書き直す時間」を分けています。これが、私なりに一番効果のあった直し方です。
大切なのは、5種類を無理に全部入れることではありません。検索意図に関係し、読者の判断や作業に役立つ独自情報を選びます。
本人しか知らない使用感や成果をAIが補うことはできません。記録がない場合は、「要確認」と残して本人へ確認するか、実際に試してから書きます。
6. 新旧比較とWordPressプレビューを確認する
下書きができたら、元記事と並べて確認します。
内容の確認
- 更新目的に関係のない内容まで消していないか
- 年号、料金、製品名に確認日があるか
- 公式情報と自分の考察が混ざっていないか
- 実体験でない内容を一人称で書いていないか
- 数値の対象、条件、測定方法が分かるか
- 読者が次に行う作業が具体的か
WordPressの確認
- タイトル、スラッグ、カテゴリ、抜粋
- 内部リンクと外部リンク
- 引用元と画像の利用条件
- PCとスマホの表示
- 表、FAQ、ボタン、SWELLブロック
- 無効なブロックの有無
- PR表記の要否
公開後は記事URLを開き、必要に応じてSearch ConsoleのURL検査を行います。ただし、リライトやインデックス登録リクエストだけで、検索順位やアクセス増加が保証されるわけではありません。
コピペ用:公開前チェックリスト
- 更新目的を一文で書いた
- 元記事へ戻れる状態を用意した
- 変動情報と要確認の断定を抽出した
- 料金・仕様・規約を公式ページで確認した
- 公式情報の確認日を記録した
- 実体験、数値、成果を推測で作っていない
- 独自の体験・検証・図表・考察・解決策を最低1つ入れた
- 事実と考察を分けた
- 内部リンクと外部リンクを実際に開いた
- PCとスマホのWordPressプレビューを確認した
- 公開後に表示と必要な検索登録状況を確認する
よくある質問
- ChatGPTへ記事全文を貼り付けてもよいですか?
-
自分が権利を持つ記事でも、パスワード、Cookie、管理者メール、問い合わせ内容、非公開の収益情報などは除いてください。必要な見出しだけに分けると、修正範囲も確認しやすくなります。
- リライトでは文字数を増やした方がよいですか?
-
文字数を目的にしません。古い情報を除き、検索意図に必要な説明、確認方法、実体験を補った結果として長くなることはあります。読者の疑問を解決しない文章は増やさない方が読みやすくなります。
- ChatGPTが提示した出典はそのまま使えますか?
-
URLを実際に開き、記事中の主張を確認できるか確かめます。ページが存在しても、必要な料金、条件、日付が書かれていなければ、その主張の出典にはなりません。
- リライト後はすぐインデックス登録をリクエストすべきですか?
-
大きな更新を行い、公開ページが正常に表示されていることを確認した後なら、Search ConsoleのURL検査を使えます。小さな誤字修正のたびに繰り返す必要はありません。
まとめ
ChatGPTを使ったブログ記事のリライトは、文章の言い換えから始めるのではなく、次の順番で進めます。
- 目的を決める
- 古い可能性がある情報を抽出する
- 公式情報と自分の記録で確認する
- 確認済みの材料だけをChatGPTへ渡す
- 自分にしか書けない体験・検証・判断を加える
- 元記事との比較とWordPress表示を確認する
ChatGPTは、古そうな情報や重複した説明を見つける相棒としてとても便利です。ただし、私が失敗したことや使って感じたことまでは代わりに作れません。
公式ページで確かめた事実と、自分が本当に経験したこと。この2つを分けて渡すだけでも、昔の記事はずっと自分らしい文章へ直しやすくなります。
ブログ全体を再開するときの順番は、AIと一緒に止まったブログを再開する7つのチェックでも整理しています。
記事の完成後に読みやすく整える方法は、SWELLで記事を読みやすくする初心者向け装飾5つを参考にしてください。

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